近年の電気料金高騰を受け、多くの企業がランニングコストの見直しに迫られています。特に縫製工場では、芯地接着機(連続式・簡易ローラー式・フラット式)など電力を多く消費する機械を複数使用しているため、節電対策が重要な課題となっています。
この記事では、縫製工場の節電対策として効果的な「スチーム熱ヒーター」の導入メリットについて詳しくご紹介します。
なぜ縫製工場は電力使用量が多いのか?
縫製工場は一般企業に比べて電気使用量が非常に多くなる傾向があります。その理由の一つが「芯地接着機」の使用です。これらの機械は布地の芯地を接着するために高温を必要とし、従来の電熱ヒーターを使用すると高額な電気料金が発生します。
スチーム熱ヒーターとは?
当社は長年にわたりスチーム熱を利用した各種産業用機械の製造・販売を手掛けてまいりました。この経験とノウハウを活かし、芯地接着機用のスチーム熱ヒーターを新たに開発しました。
スチーム熱ヒーターは、従来の電熱ヒーターに比べて70%~80%ものエネルギーを節約することが可能です。さらに今回の新モデルは、当社従来型スチームヒーターと比較しても約30%の効率アップを実現しています。
また、現在お使いの芯地接着機にも簡単に取り付け・交換ができるよう設計されています。
実際にどれほどコスト削減が可能か?
具体的な例として、当社の芯地接着機「JR-900V」を比較してみましょう。
電熱ヒータータイプ(10.1kw)
- 月間電気料金:約¥48,258
- 基本料金:¥20,635(10.1kw × ¥2,043/kw)
- 使用料金:¥26,955(10.1kw × 16.68円 × 8時間 × 25日 × 0.8)
- モーター料金:¥668(0.2kw × 16.68円 × 8時間 × 25日)
スチーム熱ヒータータイプ(0.2kw)
- 月間費用:約¥19,388
- 灯油使用料金:¥18,720(117円/L × 0.8L/h × 8時間 × 25日)
- モーター料金:¥668(0.2kw × 16.68円 × 8時間 × 25日)
月間節約額
- 電熱ヒーター:¥48,258
- スチーム熱ヒーター:¥19,388
- 月間差額:¥28,870の節約!
- 年間差額:約¥346,440の大幅削減!
まとめ
電気料金の節約は工場経営の大きな課題です。スチーム熱ヒーターへの切り替えにより、大幅なコスト削減が実現可能となります。ランニングコストの改善を目指す縫製工場の皆さま、ぜひ導入をご検討ください。